人気ブログランキング | 話題のタグを見る

店名不明の屋台カレー@デリー駅前

グランドインターコンチネンタルホテルのプランは朝食無しだった上、ホテルの朝食が確か800ルピー(約2200円)くらいしたので、ホテルで朝食を食べずに出てきた。
ラールキラーを出た11時ころには、さすがに腹も減ってきたはずなのだが、そしてラールキラーの前からまっすぐに延びる下町のチャンドニー・チョウクの通りにはサモサ(揚げ物)やらの店もあるのだが、ギトギトしてそうだし、そもそも食べても大丈夫なんだか不安で、食欲がわかない。
店名不明の屋台カレー@デリー駅前_d0140653_3451846.jpg
食べ物には手が出なかったが、意を決して、チャイを飲んでみる。まあ、これだけ火を通しているんだから、大丈夫だろう。奥さんは怖がって一口口を付けただけだったが。。
普段はブラックコーヒーと緑茶ばかり飲んでいて、砂糖の入った紅茶は甘ったるくて飲めない私だが、暑苦しい気候の中では、甘さとジンジャーが効いたチャイが美味い。

周りの店を見ても、いまいち食べたくなるような物も無く、サイクルリキシャーでデリー駅に行く(20ルピー)。しかし、デリー駅周辺は、これまた人が多いだけで、食べたくなるような物を売っている店が無い。
店名不明の屋台カレー@デリー駅前_d0140653_346742.jpg
デリー駅の周りを歩くうち、まだ少しはマシそうな屋台があったので、ようやく朝食を食べることにした。
豆のカレー(15ルピー)、イモのカレー(15ルピー)とチャパティ(値段忘れた)をおそるおそる食べた。味自体は、日本で食べているカレーと大差ない。
チャパティをカレーに浸して食べるのだが、イモのカレーはともかく、豆のカレーは水っぽく、チャパティがそうカレーを吸う訳じゃないので、どうしてもカレーが余ってしまう。
店名不明の屋台カレー@デリー駅前_d0140653_3454654.jpg
日本ではどうしていたかな?と考えてみると、日本では、こういう時、スプーンでカレーをすくって食べていたのだが、ここではスプーンも無い。手で直接食べる気も起こらず、カレー汁を大量に残して席を立った。
インドでの食に暗雲が立ち込めてきた。

デリー駅前の屋台 2008年7月27日12時ころ

追伸:写真を見ると、明らかにスプーンが写っています。ただ単に、ある程度食べて、もういいや、と思っただけのような気がしてきました。

# by yokohama_nakame | 2008-08-14 03:50 | インド(India)  

ラール・キラー@オールドデリー

7月27日(日)、午後の便でバラナシに行くので、午前中のみ観光。タクシーでオールドデリーにある、ムガール帝国の都として建設されたデリー城(ラール・キラー)へ。
前日から気になっていたのだが、道に全く牛がいない。前日は空港→ニューデリーだからいないのだろうと思っていたのだが、オールドデリーにもいない。牛が道で寝そべっている写真は読者の目を惹きやすいから雑誌や本に載っていることが多いけど、まあ、実際はこんなもの。
ラール・キラー@オールドデリー_d0140653_2105849.jpg
ラール・キラーに入って思った。日本の皇居やタイの王宮のような、狭い場所に凝縮された宮殿とは持つ雰囲気が違う。
まさしく、帝国の首都だ。

で、帝国って何?
中学校の歴史の時間、ヨーロッパ史の年表を見ながらの授業中だったろうか、「帝国と王国はどう違うんですか?」と質問したことがあった。両方とも君主が治める国で、違いは無いんじゃないかと気になっていたのだろう。
この質問に対し、先生からどういう説明を受けたのかは全く思い出せないのだが、ヨーロッパ史の授業だったから、君主国のうち(建前上)ローマ帝国の後継者と名乗っているのが帝国、などと説明されたのだろうか、あるいは、西ヨーロッパにおける「帝国」という定義を超えて、より一般的に、多民族を包含する国家と説明されたのだろうか。
ラール・キラー@オールドデリー_d0140653_2111564.jpg
私なりに、帝国についての新たな仮説を提示してみたい。
「帝国は不潔だ。」
サンプルは、帝国が中国とインド、帝国以外が日本とタイだけなんだけど。中国とインドといえば、不潔の両巨頭。一方、日本は潔癖症の筆頭だし、タイはどんなにみすぼらしい店のトイレに入っても、不潔ということが少ない。

自分の家のトイレだときれいに使う人でも、公共のトイレだと雑に使ってしまう、というのとパラレルな気がする。
家族という身近な集団(≒一つの民族)だけが使う物は清潔にするけど、どこの馬の骨だか分からない人(≒他民族)も使う物は清潔にしない。

巨大で圧倒させるパワーがあるという以外特に見るべき物の無い、それでいてだだっ広いラーウルキラーを、強い直射日光の中歩きながら、こんな根拠薄弱な仮説を考えていました。

デリー城(ラール・キラー) 2008年7月27日10時ころ

補足
上の仮説は、帝国とそれ以外という対立なのに対し、大陸国家と島国という対立なのだが、興味深い記述があるので、転載します。
吉崎達彦氏のサイト「溜池通信」内「かんべえの不規則発言」 2008年3月15日のDiary、ニュージーランドの島国気質について記述です。

○どうもマオリ族といい、英国移民といい、外からやってきた人たちはついつい自然を破壊してしまう。ところが、この島に長く居続けるうちに、彼らの子孫は環境を非常に大切にするようになりました。今ではテロ対策はあんまり気にしていないけど、生態系の維持には非常に気を使っています。今回訪れたクライストチャーチなどは、空気が汚れるからといって、今年の冬から「家庭は暖炉禁止」にするそうです。そのためにエアコンを入れる場合は、市から補助が出るのだとか。でも、たかだか37万人の家庭から出る暖炉の煙が、いかほどのことがありましょうや。

○おそらく、島の風土はこんな風にして人々の気性を変えていくのでしょう。かくして「島国気質」が形成される。おそらくわが日本民族も、はるかに古い時代に似たような経路をたどったのではないでしょうか。大陸や北方や南方から、いろんな民族が日本列島にやって来て、最初は無茶をやるんだけれども、次第に温和で調和志向で環境重視になっていく。そして大陸に住む人たちと相性が悪くなる。

# by yokohama_nakame | 2008-08-13 02:18 | インド(India)  

The Host@コンノートプレイス

食事に行こうと思うが、デリーは初めてだし、持ってきた「地球の歩き方」にもレストランがそんなに載っている訳じゃない。
泊まっているグランドインターコンチネンタルは、コンノートプレイスの中心からそう遠くないので、コンノートプレイスの中心までとりあえず行って、ぶらぶら歩きながら良さげな店を探して入ることにした。

コンノートプレイスは、イギリスが作ったニューデリーの中心地。イギリスに多いロータリーになっている。
その一番内側のロータリーをぶらぶら歩くが、BenettonやNikeも含め服の店は多いのだけれども、レストランがほとんどない。アジアの都市で、こんなことは、バンコクはもちろん、マニラ、ヴィエンチャンでもなかったと思う。
The Host@コンノートプレイス_d0140653_4295371.jpg
もはや選択の余地もなく、とりあえず無難そうな店に入る。
ドアが重々しい割に、中はちょっとファミレス風。とはいうものの、日本人のぼくらから見ればそこそこの値段でも、インドの平均所得から見ればそう安くはないので、客層は、外国人旅行者と、インド人のそこそこ金を持っていそうな人(とくに、ターバンを巻いたシク教徒)が多い。

Chickin Malai Kabab(だったと思う)(240ルピー)、Egg Curry(125ルピー)
を注文。
The Host@コンノートプレイス_d0140653_430923.jpg
Egg Curryは不味くはないが美味くもない、まあこんなもんか、という味。その一方で、チキンは、かなり美味い。ヨーグルトでよく漬け込まれ、しっかりした肉なのに柔らかい。結果的に、このインド旅行中に食べた料理の中で一番美味かったのが、このチキンだったような気がする。

The Host 2008年7月26日20時ころ訪問

# by yokohama_nakame | 2008-08-12 04:33 | インド(India)  

グランドインターコンチネンタルホテル@ニューデリー・コンノートプレイス

インドでの新婚旅行に与えられた期間は約1週間。その中でどういう旅程を立てるか。

最初は、新婚旅行だし、南インドのビーチでのんびりして、あとは高級ホテルでまったりアーユルヴェーダでもやってもらってのんびりするか、とか思っていたのだが。
もちろん多少は高級ホテルでのんびりしたいけど、でも、初めてのインドだし、せっかく行く以上は、最もインドらしいと言われているバラナシに行って沐浴を体験しなくては、などと新婚旅行らしからぬ方向に。

次の問題は、①最初にデリーの高級ホテルでまったりしてからバラナシの過酷さの中に向かうか、②バラナシの過酷さで疲れた体をデリーの高級ホテルで癒すか。
バラナシで病気になったらデリーで遊べないだろうし、すぐ日本に帰りたくなってしまうだろうし、①が良いのでは?とも思ったけど、病気で即帰国などという事態までは考えるまい。②バラナシの過酷さで疲れた体をデリーの高級ホテルで癒す、というプランに決定。

デリーでの最初の一泊は、夕方にデリーに着いてから翌日バラナシに向かうためだけの中継地点での一泊。
というわけで、インドでの最初の一泊で衝撃を受けすぎないよう欧米資本の無難な、しかも交通の便の良さそうな場所にある、ということで、グランドインターコンチネンタルにした。
グランドインターコンチネンタルホテル@ニューデリー・コンノートプレイス_d0140653_319149.jpg
室内は、非常に洗練されたデザインで、非常に快適ではあるが、国籍を感じさせない。
「インド」に衝撃を受けないための策とはいえ、あまりにも消極的過ぎたか。
と思い始めたものの、トイレを見ると、便器の脇に、タイあたりの安宿で見かける、ホースつきの水鉄砲があるではないか。
グランドインターコンチネンタルホテル@ニューデリー・コンノートプレイス_d0140653_319332.jpg
東南アジアやインドでは紙を使わずに水でお尻を洗うじゃないですか。で、トイレにバケツが置いてあるわけですよ。で、ほんの少しだけ宿のランクがアップすると、ホースつきの水鉄砲になるわけです。
まさか、欧米資本のホテルで、お見かけするとは。
少しだけ、インドらしさを感じた次第。

InterContinental The Grand New Delhi Hotel 2008年7月26日18時30分ころチェックイン
料金は、インターネットホテル予約サービスAgodaで、206.41米ドルだったが、ポイントが貯まっていたので150米ドル割引され、56.41米ドル。

# by yokohama_nakame | 2008-08-11 03:25 | インド(India)  

GITO運営のハイヤー@デリー空港→グランドインターコンチネンタルホテル(コンノートプレイス)

初めての町に着いたとき、特に、それが初めての国のときの最初の課題、それは市内へどう行くか。
都心までの鉄道がきちんと整備されている町や、たとえタクシーを利用するにしても先進国なら問題は少ないのだけれども。

途上国でタクシーが危ない国は少なくないが、中でも悪質なタクシーが集まりやすい危険な場所は空港、そう相場は決まっている。

この点で経験上、凄かったのはフィリピン。
メータータクシーできちんとメーターのスイッチを押してくれたので安心していたら、メーターが物凄い勢いで回転してガイドブックに書いてある料金の10倍くらいになったこともあった。また、フィリピン滞在中に第2ターミナルが完成して私の乗るフィリピン航空の便は第2ターミナルに移されていたのに、それを知らずに第1ターミナルに行ってしまったときは、こちらが焦っているのを見て、わずかな距離だというのに法外な料金をふっかけてきた、ということもあった。

インドはもっと怖いだろうなぁ。
そう思って、比較的安全と言われているプリペイドタクシーすら避けて、身構えつつ、政府機関(Government of India Tourist Office("GITO"))の運営しているタクシーを利用。
450ルピー(約1200円)を前払い。
GITO運営のハイヤー@デリー空港→グランドインターコンチネンタルホテル(コンノートプレイス)_d0140653_1144538.jpg
インド旅行中に一番乗ったタクシーと言えばアンバサダー(写真)だけど、このときだけは、韓国のヒュンダイだった。
車内で、話を聞くと、どうやらこの車は政府機関の直営ではなくどこかの会社のものらしい。
しばらくすると、運転手が観光用にタクシーを雇わないか?とか言ってきた。
そらきた、と思ったが、8時間で1100ルピー(約3000円弱)。案外と良識的な値段。
明日からバラナシに行くから、といって断ると、俺の電話番号を控えておいてくれ、とは言ってきたものの、案外簡単に引き下がっていった。

かなり身構えていただけに、なんか拍子抜け。

とはいえ、今回は無事だったものの、次回インドに行くときに、暗い時間帯に着く便だったりするなら、別の手を考えておいた方がよいかも知れない。
ホテルに迎えを頼むとか、日系企業(例えばオリックスインディアの場合、ホテルの場所や時間帯にもよるが約600ルピーのようだ)を使うとか。

Government of India Tourist Office運営のタクシー 17時45分ころ~18時30分ころ

# by yokohama_nakame | 2008-08-10 01:15 | インド(India)