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Ganga Fuji レストラン@Mir Ghat近く

この日は、Alka Hotelで朝食(といっても11時近く)に食べたベジタリアンバーガー以来何も食べておらず、既に午後4時過ぎ。
さすがに腹が減ってきた。しかし、バラナシは観光客の多い町だというのに、入って食べたくなるような感じの店がまともにない。

前の晩は、泊まっているAlka Hotelでターリ(定食)を食べ、まあ不味くはなかったが、ベジタリアンレストランということでビールが置いていなかった。
そもそも、「ガンジス川周辺では酒の提供が禁じられている。」とか、「酒販売のライセンスが高い。」とか、ビールが無いということを説明する点で共通するものの、内容が人によってまちまちで信頼性の低い噂を幾度か聞いた。
この暑い町でビール抜きはあまりにも過酷だ。
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しかし、Alka Hotelのレストランは不潔すぎはしないという点で、まだましな方だった。
ぼくは、日本では多少とも潔癖かもしれないが、外国に行くと多少きたない感じの店でも食べれてしまう。少なくとも、タイ、ラオス、ヴェトナム、カンボジアといった国で屋台で普通に食べてきた。
バラナシには、そんなぼくでも躊躇するような店が多かった。何が入っているんだか得体が知れない、「闇鍋か?」と言いたくなるようなカレー。もちろん回りにはハエがぶんぶん飛び回っている。
カレー以外で何か食べようとすると揚げ物しかない。高温の脂で揚げているから病原菌は死滅しているかも知れないが、いつから使い回しているのか分からない、不気味な色をした脂で揚げているのを見ると、食欲も失せる。

大きな通りから細い街路を入っていった途中に、Ganga Fuji Restaurantの看板(上の写真の真ん中)が見えた。昨日歩いている時にも気になった、明らかに観光客向けの多少はきれいな感じのレストランだ。観光客向けはできる限り避けるというポリシーも、たまには曲げざるを得まい。
Ganga Fuji レストラン@Mir Ghat近く_d0140653_4334286.jpg
お勧めだという、チーズコフタ(言うなればカレー)(80ルピー)、チキンバターマサラ(140ルピー)、チャーハンみたいなライス(値段は忘れたけれど約80ルピー)を注文。やはりメニューにビールは載っていないので、仕方なくスプライトとラッシーを注文。

店員が料理を持ってきた。
と、不意に、サッカー日本代表の試合をやるスタジアム近くで「チケットあるよ。」と囁くような口ぶりで、「ビールあるよ。」と言ってきた。
そういう重要なことは早く言ってくれないと。140ルピーとかなり高いが、迷わず注文。
ん?飲んでみると、あんまり美味くない。そもそもあんまり冷えていない。氷の入ったバケツを持って来させて冷やすが、やはりあまり美味くならない。
気を取り直して食事をしよう。カレーは、まあ普通。
チキンは、不気味な薬品臭がしてすっごく不味い。(高いのに。)

2人で会話をしてもポジティブなコメントが口から出てこない気がして、お互い無言で食べていた。が、そのうちに、胸のあたりが苦しくなってきた。いつもの腹痛ではない猛烈な痛みだ。脂汗がじわっと出てきて苦しみつつ、早々に退散した。

Ganga Fuji Restaurant 2008年7月27日17時30分ころ

追伸:胸の痛みの原因は分からない。この店に原因があるとしたら、一番怪しいのは火を通していないもの、ラッシーだろう。でも、この店で口にしてから20分と経たない時間だったし、この店に責任を押し付けるのは悪い気がする。できる限り、怪しい物は口にしないようにしていたとはいえ、チャイはあちこちで飲んでいたし、原因は特定できない。

by yokohama_nakame | 2008-08-21 04:40 | インド(India)  

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